ろったの記録

メモのように記録していこう

79歳 おめでとう

今日の記録は番外編。

 

今日は私にとって大事な日。

それは25年前に亡くなった父の誕生日。

元気であったなら79歳。

 

父とは良好な関係と言えなかった。

言葉少ない父は子供と会話を楽しむ人では無かった。

何を望み、何を考えていたのか。

 

そんな父なので結婚の報告をした時も祝福の言葉は無かった。

表情も無に近いような記憶。

 

「やることはしっかりやる子だからどうぞよろしく」

 

そんな感じの言葉を夫は父から言われたらしい。

心底驚いた。

そんなことを思っていたなんて。

結婚式、遠いけど頑張って来て欲しいと告げて結婚報告帰省を終えた。

 

結婚式直前、参列前に病院の先生に許可をもらいに診察を受けた父は

貧血症状がひどいからと入院することに。

 

延期するかどうするか。

身内だけの小さな結婚式、予定通り行った。

 

一緒にあるくはずだった父の代わりは弟が務めた。

私より緊張していて可笑しくて吹き出した。

 

10日の新婚旅行を終えてすぐ父に会いに行った。

病院だから長居はできなかったけど、少し話もできた。

結婚式の話、初孫になる妹の娘の話は目を細めて聞いていた。

 

「連休にまた来るよ 今度は旦那さんといっしょに」

「妹も家族そろって来るみたいだから待っててね」

 

連休直前の4月25日、父は突然亡くなった。

病院の水場で自分の箸などを洗い、ベッドに戻ったところ倒れた。

 

病気と闘ってはいたけれど、まだまだ先の事だと思っていた。

やりたいこともあったのかもしれない。

 

この経験から私は思い立ったら行動に移すことを心がけている。

命はいつまで続くかわからない。